鉢形城公園(鉢形城址) 寄居町 |
鉢形城は、文明8年(1476年)に長尾景春が上杉家に対して反乱を起こした際に築城したと伝えられている。その後上杉家の城として栄えた。室町末期、上杉家の家老でこの地の豪族であった藤田康邦に、小田原の北条氏康の四男氏邦が入婿し城主となった。北条氏邦は城を整備拡充して現在の規模にし、北関東支配の拠点および甲斐・信濃からの侵攻に対する防備の要とした。しかし、天正18年(1590年)、豊臣秀吉の小田原攻めの際、前田利家、上杉景勝らに包囲攻撃され、一ヶ月の籠城の後、北条氏邦は城兵の助命を条件に降伏・開城した。その後、徳川家康の関東入国に伴い廃城となった。
城の北側は荒川の断崖、南側は深沢川により深い谷になっており、天然の要害を巧みに利用して築城されている。西側はなだらかな丘陵で防衛上の弱点となるため、幾重にも堀切を行い防備を固めている。現在は鉢形城歴史館が設置され、豊かな自然を生かした城址公園として整備が進められている。鉢形城址は国指定遺跡となっている。
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2008/10/19現在のデータです。
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所在地等 |
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アクセス |
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東武東上線、秩父鉄道、JR八高線寄居駅より徒歩20分。 |
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※地図を参照してください
駐車場:あり(無料・大型可) |
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営業時間 |
随時 |
料金 |
無料 |
主な施設
設備 |
あずまや、トイレ |
備考 |
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