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長瀞は言わずと知れた観光名所で、荒川の清流と色とりどりの変成岩が織りなす美しい渓谷には、年間200万人を超す観光客が訪れるという。特に桜や紅葉シーズンには、長瀞駅や周辺の道路は行き交う人や車で混雑する。
岩畳は長瀞の中心地で、駅から徒歩5分。長瀞ライン下りの発着点にもなっており、水面にはカヤックやラフティングを楽しむ姿も見られる。足下には結晶片岩が折り重なり、文字通り「岩畳」となっている。対岸は「秩父赤壁」と呼ばれる黒色片岩の絶壁で、秋には美しい紅葉で飾られる。
周辺には宝登山や自然史博物館など見どころがいっぱい。夏から秋にかけては周辺の農園でブドウ狩りも楽しめる。
長瀞一帯は三波川結晶片岩がつくる縞模様や、褶曲、断層など地質学の宝庫で、日本地質学発祥の地とも言われ、国指定の天然記念物となっている。
(2005/10/23) |
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